熟年になって初めて登った「大山登山」、

神奈川県の県央部の厚木市の郊外に住んでいますが、二階の窓からは丹沢山系の東の端にそびえている丹沢大山の端正な姿が常に望まれています。 其の常に眺めていた大山へ先般、孫とともに頂上まで登ってきました。 麓に車をおいて茶屋やお土産店が並ぶ参道でも有る道を行くと間もなく大山ケーブルがあり、其れを利用して登山道を1時間半程度で頂上につきました。 頂上からの眺めは最高で眼下に厚木の街や遠くには相模湾、其れに裏へ回ってみると丹沢山系の峰々から富士山が悠々として見渡せました。 其の大山というのは丹沢山塊でも一番東に位置していて、大山阿夫利神社でも有名な信仰の山でもあり、江戸時代には「大山詣り」といって大勢の人たちが神社参拝に訪れたことでも有名です。 江戸時代の大山詣りの様子を語った落語のお題で「大山詣り」というのも古典落語として有名ですが、関東圏や相模の国(神奈川県)からの大山参詣道と言われれる大山道(大山街道)は数本もあるほど賑わったところです。 そんな大山阿夫利神社(中腹に有るのは下社と言い、山頂に鎮座するのが頂上社又は上社と言います)は山間の中腹に今でも立派な社殿があって此処まで大山ケーブルカーが走行していますが、其の時の私は其のケーブルを使わないで(帰りに使用するという条件)登ろうかと提案したところ、孫も初めての山歩きということで結局はケーブルを利用してその後は孫と二人でエッチラオッチら登ったものでした。 大山の基部には神社の参道があって、其の両側には賑やかなお土産屋さんがズラズラと並んでいるのです。 此の大山の名物といえば昔から大山の清水で作った絹ごしの柔らかい「大山豆腐」や子供たちに人気のある「大山コマ」は江戸時代の頃から有名だったそうです。 そんな参道のお土産屋さんが切れたところからケーブルの発駅があり、更に昔からの参詣登山道として「男坂」、「女坂」というのがあるのです。 勿論、男坂は急な石段の連続する階段状の道であり、一方、女坂は男坂に比べてやや緩やかな上り坂になっているのです。 此の男坂、女坂も中腹で一体になり大山阿夫利神社に達するのです。 その後の私の大山登山は、当然ながら緩やかな其の女坂を歩いたり、そしてゆっくりゆっくり歩いて遙々にして中腹の神社社殿に到着もしたりしたものでした。 それにしても山に中のこんな高いところにこんなに立派な神社があったことに驚嘆したものでした。 帰りはやはりケーブルで帰り、お土産店で豆腐の料理と孫のために大山コマを買ってやったものでした。 大山登山はこの時が初めてで、その後は毎年のように阿夫利神社をお参りしながら山頂まで登ってものでした。